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2013年10月29日 (火)

K-3 トークライブ 東京 セミナー編 田中希美男さん

今回からセミナー編です。

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 今回は田中希美男さんです。

 「スペシャル対談 K-3の秘密に迫る!」と言うテーマで、開発に当たった小追さんと平井さんとの対談形式です。

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 こちらが、メカニック担当の小追さん(向かって左)と画像処理担当の平井さん(右)です。

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 こちらがお題です。時間がない(いつも時間オーバー)ので、赤のハイライトの3点を中心にお話されるそうです。

続きで詳細を

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 最初に、K-3は24Mになって、高画素になったが、K-5Ⅱより画素が増えた以上の解像感の向上があるように感じるが、どうしてかと言う田中さんの質問に、K-5Ⅱsでは画像処理で輝度ノイズやモアレを少し撮るような処理をしていたと言うことで、今回はローパスセレクターになったので、そんな「腰の引けた」(ここは筆者)画像処理をやめたことが、画素以上の解像感につながっているとお話されていました。

 今回は解像感のためにノイズ処理で、あえて輝度ノイズを残すと言う画像処理にしたそうです。

 やはりK-5Ⅱでローパスレスとローパス搭載という2ラインで発売するという中途半端な姿勢が、やはり画像処理に現れていたのかもしれません。

 次は、24Mになって高画素のメリットとデメリットというお話です。

 メリットは解像力アップと諧調が良くなっていること、奥行き感も出ていると言うお話でした。

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 こちらは諧調表現がいいと言う作例です。

 田中さん得意の車のボディの拡大ですが、こうした曲面も諧調が良く出ているとおっしゃっていました。

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 こちらは写りすぎるという作例です。前の写真の拡大部分ですが、Gパンに蚊が止まっていたのが写っていたという作例です。これではよく解らないかもしれませんが、蚊の足や羽など鮮明に写っています。

 写りすぎると言う「デメリット」のお話。

 もう一つの「デメリット」はレンズのいいところ悪いところを余すとこなく表現してしまうと言うこと。レンズの「味」も容赦なく描き分けるとおっしゃっていました。

 田中さんが、解像感を出せるレンズとして、DA★300F4、DFA100F2.8、DA35Limited、DA★55F1.4、DA★50-135をあげてました。

 ペンタの方もDA35Limiはこのカメラの開発評価に使ったとおっしゃっていました。

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 次は、このカメラの目玉とも言えるローパスセレクターについて。

 最初画像のベランダ部分の拡大部分です。左がセレクターOFF、右がセレクターでローパス処理をしたもの。

 右は、モアレは少ないですが、解像感は落ちているというお話でした。

 ローパスフィルターは、縦横2枚で2回4分割してベイヤー配列の画素に光を当ててノイズを取っているが、その時高周波成分が減衰して、解像度に影響するそうです。

 ローパスセレクターオンで、この4分割を、センサーを高速で回転させることで、4分割と同じ効果を得ることができると言うものです。


 回転運動なのに、四角く動いているのは、運動量や動きを見せられないから、あえてだそうです。

 シェイクリダクションは低周波的なゆっくりとした動きで、ローパスセレクターは高周波的な微小な動きなので、同時に動かしているそうです。
 
 そのためにSRの磁力もアップしているそうです。それで、SRユニットが少し重くなったそうです。

 だた、制限もあって、シャッターが1/1000以上の時効かなかったり、連写のときコマ数がおちたり、また、ストロボ発光時はプリ発行があるので使えないそうです。

 すごいですね。そのアイデアとアイデアを実現する技術力に脱帽です。

 このセレクターが「左廻り」だと言うことで、田中さんもPhoto of the Dayでこれはトリビアとして、追求しなければとおっしゃっていましたが、ペンタの方は、「当初は左のほうが成績がよかったが、今となっては、どちらでもよかった」とおっしゃって、田中さんもちょっと肩透かしのような感じでした。

 田中さんは、ローパスセレクターの選択をブラケットでできるようにしてくれと言って、ペンタの方に無理やり「ファームアップで」と言わせていたようですが、今回は「覚えていません」と言葉を濁していました。

 それでも、ユーザー設定でセレクターの設定をして、「擬似ローパスセレクターブラケット」はできるとおっしゃっていました。

 田中さんは実際、セレクターオンで使うのでしょうか?

Imgp7895 今度は秒8.3コマのお話です。

 まず、3モーターにしたと言うお話。
 
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 次はミラーをブレーキではなく、ピンクの上側のダンパーと黄色の下側のダンパーで止めていると言うお話です。


 これで、実は機会的には8.3コマ以上の速度が出せているが、センサーの読み出し速度が限界で8.3コマになっていると言うことでした。

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 これはダンパーで瞬時に止めているというインテリアでの実例です。

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 こちらは光学系のお話。

 特に、K-7から使用しているプリズムのコーティングを変更し、15%反射率をアップして、ファインダールーペと呼ばれるファインダー光学系を刷新し、見やすくして、なおかつ0.95倍を実現したそうです。

 プリズムの変更には膨大なお金がかかるそうです。

 この後、シャッター音の聞き比べが行われました。K-5Ⅱに比べ、軽くてやや高い音の感じでした。

 音の違いはミラーのダンパー採用と、ボディが裏までマグネシウムボディが採用されていて、筐体の強度が増しているからだとおっしゃっていました。

 このボディの採用で、SDカードの蓋の閉まりもよく、SDカードも取り出しやすくなっているそうです。

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 こちらはモックの実物です。よくわからないかもしれませんが、グリップがやや大きくなっていて、白ところはそれでも小さくするようにモックを削ったりした跡だそうです。

 ここまでですが、これでも、いつもどおり時間オーバーでした。

  確かにボディは握りやすくなっています。ただボタンが増えて、操作系が直感的にできるかと言えば、なかなか難しいと思います。

 プロは現場ですばやく設定を変えたり呼び出したりするにいいかもしれませんが、アマチュアがじっくり撮影するのに、こんなにたくさんのボタンと操作方法は、かえってわずらわしく感じます。

 AFのエリア設定などは、AFボタンを押しながらダイアルを回すなど、教えてもらいながらもなかなか飲み込めませんでした。

 多機能が整理されきっていないのでは、と言う印象です。

 Fnボタンを押しても、たくさんの選択肢があって、やや探すのに時間がかかる感じです。

 もうひとつの方法として、タッチパネルの採用や、十字ボタンで液晶を見ながらそれだけで設定するなど、簡素化したほうがいいのではと思いした。

 これは、私がウラシマさんからだろうか・・・・(^^ゞ

今日はここまで。続く・・

 

 

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