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2012年10月11日 (木)

K-5IIトークライイブ 田中希美男さんの回 その2

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 さて、ある意味、今回のメインテーマかも知れない、K-5IIとK-5IIsの違いについてです。

では、続きで本編を。


 


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 まず、ローパスフィルターの役割から。高周波成分をカットして、撮像センサーの規則正しい画素配列(ベイヤー配列)と撮影対象の人工的で規則正しい模様の干渉を和らげて、モアレや偽色の発生を抑えるというもの。

 昔は(istDのころは)高価なニオブ酸リチウムを使っていましたが、クリスタルで代用できることになり、デジタル一眼レフの価格の押し下げに貢献してきました。クリスタルになった今でも高い部品が置き換わることでさらに低価格化が進むことを期待しています。きっとローパスレスのほうがお安くなるでしょうね。この話は田中さんではありませんが。

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 これは偽色の例ですが、髪の毛に偽色が出ています。

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 拡大すると良くわかるのですが、どうでしょう・・・。 会場のプロジェクターでは分かったのですが、カメラで撮って、画素縮小しただけですが・・・

 この作例は実は午前の回では紹介がありませんでした。朝一のセミナーはやや元気がないようで、淡々と話していらっしゃって、午後は全開でこの作例も紹介されて、いつものように時間が足りなくなってしまいました・・・朝が弱いのでしょうか、それとも・・・。余計なお世話・・・(^^ゞ

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 こちらはモアレの作例ですが、元画像からは良くわかりません。

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 ビルの屋上のところ。モアレと偽色が出ています。つまり、出てもこのくらい拡大しないとわからないということです。ちょっと撮影位置やズーミング、ピントを変えるとすっと消えるそうです。私も経験したことがありません。

 モアレが出るのは、後は、服の規則的な格子やライン模様で、田中さんはK-5IIを選ぶ理由はなく、あえて言うなら、値段が安い、格子模様の服を着たポートレイトや集合写真で使う写真屋さんぐらいしか見当たらない、とおっしゃってました。

 干渉の説明に、水面に石を投げるとできる波紋のようなものとおっしゃってましたが、説明不足で不正確ですね(^^;

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 これがローパスフィルターの功罪です。必要悪とおっしゃってました。知らない人が故障と勘違いすることもあるでしょうね。もっとも、このクラスのカメラを買う人に、そんな人がいるでしょうか・・・

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 こちらが、K=5IIとK-5IIsのローパスフィルター部分の模式図です。田中さんは光学ガラスについて、ゴミ取りのためにつけてあるとおっしゃっていましたが、カメラ雑誌の説明には撮像素子に届く光路を整えるためという説明もありました。 

 ペンタの方によると製造工程でこの調整が難しいのだとか。今回は見知った開発の方がいらっしゃらなくて、突っ込んだ話も聞けませんでした。2機種生産だから余計に難しいというところもあるのでしょうね。

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 これが問題の「1900万画素」の説明です。専門家に計算を依頼して得た結果だそうですが、もともと1628万画素しかないのにこの説明はおかしいですよね。今までのカメラが、1628万画素と詠っているのに、ローパスフィルターのせいでよくても1300万画素程度の解像度しか得られていなかった、ということなのでしょう。

 後でも似たような式が出てきますので・・・のちほど。

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 作例です。これが元画像。ライブビューを見ながらマニュアルでピントを厳密に追い込んであるとおっしゃっていました。ちなみに、新しいエアギャップ液晶によるライブビューでのピント合わせも良いようですね。

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 左がK-5IIで右がK-5IIsです。確かに左はぼんやりしていますね。

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 同じく、右のK-5IIsのほうが解像度が高いようです。ただし、これはほぼピクセル等倍ぐらいです。デジタルになって、こんな見方をする人もいるでしょうけど(^^ゞ

Imgp7135 こちらはパネルの展示もしてあった作例です。同じく右がK-5IIsです。

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 瓦の部分を拡大すると左に比べ右のK-5IIsのほうが、くっきりしています。後ろの葉っぱも解像度が高いようです。

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 こちらが展示のパネルです。これでは良くわかりませんね・・・(^^;

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 高解像描写のK-5IIsの愉快こなし術です。3の高性能なレンズだけでなく、そのほかのレンズもレンズの味を引き出せるとおっしゃっていました。

  私がフルサイズで、したいことのひとつがこれなんですよね(^^

  今回、あちこちで、ローパスレスフルサイズもお願いしていきました。ソニーのフルサイズの復活や、ニコン、キヤノンが廉価版フルサイズ機を出して、流れは向いているようです。公式コメントが「検討してる」から「前向きに検討している」に変わったそうですから。 

 雑誌の中には「APS-Cの運命やいかに・・」なんて書いてあるものもありましたけど・・・(^^ゞ

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 さて、ファインシャープネスやエクストラシャープネスのカメラでの設定の説明の後に、副作用あるというお話。

 エクストラシャープネスは「ナチュラルモード」に相性がよく、鮮やかなどでは汚くなるとおっしゃっていました。午後の回では「ナチュラルモード」のほかに「雅」も追加でおっしゃっていました。

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 こちらはパネル展示してあったものです。ナチュラルモードで、エクストラシャープネスをかけてうまくいった作例だそうです。よくわかりませんか・・・(^^ゞ

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 さて、その「罪」のほうの「偽解像」の作例です。こちらが元画像です。

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 拡大画像ですが、わかるでしょうか。右の画像に屋上に出るドアの手前に見える手すりの模様が、四角くなっています。いわゆる「ラーメン模様」というものです。この写真を見られただけで、今日来た甲斐があるとおっしゃっていました。確かに。

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 さて、これから何かと話題の多かった、フルサイズ機との比較です。

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 こちらが元画像です左がフルサイズ機、右がK-5IIsです。

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 拡大したもの。右がK-5IIsです。確かに「負けていない」と思います。田中さんも「解像感だけですよ、ほかの要素もありますので、フルサイズをすべて上回っているわけではありません。」とおっしゃっていました。確かに左のフルサイズ機のほうが奥行き感や滑らかさでは上回っているように思います。

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 同じく右がK-5IIsです。解像感は負けていませんね。むしろ上回っているかも。

Imgp7156 もうひとつ作例です。こちらが元画像です。こちらはパネルにして会場に展示してありました。

Imgp7161 同じく右がK-5IIsです。解像感では勝っているようです。

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 こちらが展示のパネルです。同じく、これでは良くわかりませんが・・・

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 また出てきました。計算上は解像感の画素数の相当数はそれぞれこうなんでしょうけど。田中さんも「欺瞞だな~、やっぱり欺瞞だ」とおっしゃっていました。勇み足というところでしょうか。

 最後に一言、田中さんは「後で質問してもらって結構です。ここいらあたりの人のレベルぐらいの質問なら、何でも答えます。」だって。確かにレベルは違うでしょうけど、もう一度この発言を振り返ってみてください。といってもこのブログを見てもいないでしょうけど。品性が疑われますよ・・・(^^ゞ

 長くなりましたが、今回はこれまで。次回は浜崎さわ子さんや林義明さんの回を。カメラの説明とリンクした作例やお話などをアップしたいと思います。

 

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